あなたはメルカリで商品を売ると所得税はかからないけれど、かかることも知っていますか?
貸借仕分けの書き方を書いているので、参考にしてもらえると嬉しいです。
個人事業主には確定申告が必要なので、そのための覚え書きです。
メルカリ売上げの貸借帳簿の書き方(個人事業主編)
メルカリで何のために、何を売っているのか。
これが一番大事な点です。
それと、もう一つ。
売上金額とは、評価されてから頂ける金額ではなく、売価金額です!
「送料込みの金額」で売価金額を決めて書きますよね。
メルカリへ支払手数料を10%引かれるのも、売上金額からです。
その点を間違えないようにね。
個人事業主なら、「売上げ金」として堂々と入力しないといけません。
自分の部屋の断捨離のため、要らなくなった物を売っているためなら、売上げでも所得税は掛かりません。
だけど、個人事業主だと確定申告は必須なので一緒に申告しちゃいましょう!
貸借の書き方がめんどくさいので、会計ソフトに頼っていると時間ばかり経ってしまいますよ。(それでも10分ほど悩んでいたのは、ここだけの話し)
メルカリ購入してから金額の流れ
購入されると、発送準備をして発送します。
その時、すでに売上げ金から10%メルカリへ取引料として払っているので、引かれた金額が書かれています。
2,000円なら1,800円に
そこから配送料が引かれます。
ゆうゆうメルカリ便なら安くても200円なので、
1,800ー200=1,600円
自分の手元にくるのは、この1,600円です。だけど、この値段は売上金額ではありませんので注意してね。
売上金額は、売価金額の2,000円
メルカリへと支払われる10%の金額は支払手数料として計上します。
貸借の書き方
貸借とはお金で何を買って払ったのか、また銀行引き落としかクレジットカードで買ったのかを一目で分かるようにしたものです。
(例)上記のメルカリで2,000円の購入がありました。すると、貸借はこのようになります。
借方:売掛金(2,000)/ 貸方:売上げ(2,000)
2,000円の売上げがあって、それを預けているよという意味です。
それが貯まって5,000円を超えたとします。
今度は5,000円を自分の銀行に入金します。そんな時の貸借の書き方です。
(例)メルカリでは20,000円以下だと200円の手数料をポイントで払うようになるので、200円を足した5,200円で申請しました。
借方:普通預金(5,000) /貸方:売掛金(5,000)
借方:支払手数料(200) /借方:売掛金(200)
これは、売掛金の5,000円は普通預金に入金され、その時、支払手数料が200円売り掛け金から引かれました。という意味です。
メルカリとのチェック方法
メルカリのマイページに「残高」があるので、その金額と合致すればいいのです。
これはアプリからスクショした図です。チェックしてみてくださいね。
メルカリ売上げの貸借帳簿を一挙公開!
(例)メルカリで2,000円の購入がありました。
借方科目 | 金額 | 貸方科目 | 金額 | 備考 |
売掛金 | 1,600 | 売り上げ高 | 2,000 | 商品売上げ |
支払い手数料 | 200 | メルカリへの手数料 | ||
配送料 | 200 | 配送料 |
その時、配送料として送料も引かれます。
次は、残金の1,600円の振り込み申請するのに、手数料の200円込みで申請しました。
借方科目 | 金額 | 貸方科目 | 金額 | 備考 |
普通預金 | 1,400 | 売掛金 | 1,600 | |
支払い手数料 | 200 | 振り込み手数料 |
- 2,000円の商品が売れ
- メルカリへ10%の200円を支払い
- 配送料も200円引かれる
- 残金の1,600円で振り込み申請すると
- 振り込み手数料はポイントで支払われ、残りの1,400円は銀行に振り込まれた
赤字で書きました「売掛金 1,600」は貸借どちらにも書かれてあるため、掛金は無くなりました。
これで、1つの商品が購入され、お金も1,400円が自分の所へきました。
通帳をチェックしてみてくださいね。
梱包材料の支払いがなければ、この1,400円は収入となりますが、梱包材料を550円でも買えば、1,400-550=850で、850円の収入となります。
振り込み申請期限は、売上げ金額を取得した日から180日以内です。忘れないようにしましょうね。
対策としては以下のものがあります。
- ポイントを購入する
- その都度、振り込み申請する
売上げ金と収入の違い
上記に書いたのを例にしますと、以下のようになります。
2,000円 売上げ金
-400円 支払手数料+配送料
-200円 振込手数料
合計¥1,400円
他にも梱包材料などの、包装や配送袋などを買えば経費となるので、売上げ額から、それを引いた数字が収入です。
1,400円-550円=850円
通帳に振り込まれた金額は売上げ金額ではなく、収入額なので間違えないでくださいね。
売掛金とは?
ここで頻繁に出てきました「売掛金」の言葉の意味を説明しますね。
商品を売買するときに使われる言葉で、クレジットカードで買った場合によく使われる言葉です。
買ったはいいけれど、現金で買うよりも遅い時期にお金を支払うのがクレジットカード払いの特徴です。
現金だと即払いですが、クレジットカードではカード会社によって、翌月の中旬とか月末が払い日だったりしますよね。
その払い日がくるまでは「売掛金」となり、支払われると売掛金はなくなります。
借方:売掛金 / 貸方:商品金額
備考欄:クレジットカード○月△△日払い
となった貸借帳簿が、支払いがされると以下のようになります。
借方:預金銀行 / 貸方:売掛金
備考欄:商品金額の振り込み確認 売掛金額0円
払わなければ未納となるので催促がきますよね。
その催促がきてもお金がないと払えないので、払える時期になるまで、その商品は「掛け」たまま。
売った側とすれば、売ったままで収入が入らない状態を「売掛金」状態と言います。
だから売る側としては催促するのです。
500円でも未回収金額を減らして赤字から抜け出すためにね。
似たような言葉に「買掛金」というのがあり、仕入れをするときに使う言葉です。
メルカリ売上げの貸借帳簿の書き方(個人事業主編)| まとめ
メルカリでも侮るな、と言うことですね。
たとえ1ヶ月に3,000円でも売れれば個人事業主には確定申告は必要です。
サラリーを頂いている方には、副業は20万円以内なら確定申告は必要ありませんが、もしかしたら知らない間に20万円を超えているかもしれません。
でも、昨年末でメルカリから手を引きやめちゃいましたけどね。
だから記事を書いた次第です。