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【嫌われる勇気】を読んで。「自由に生きて心まで殺さないで!」

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[chat face=”asami01.jpg” name=”あさみ” align=”left” border=”red” bg=”none”] こんにちは、あさみです。電子書籍より紙の書籍が好きで読んでいます。 [/chat]

心理学者アドラーによる教え「嫌われる勇気」を読んだ感想レビューです。

あなたは「嫌われる勇気」と聞いて、どんな思いがしますか?

誰に嫌われる勇気? 親? 上司? 恋人? 友人?

アドラー心理学とは、他者ではなく自分が変わるための心理学です。

だけど、毒親の毒が解除されてない人間に対しては何も響かない。

でも、その毒が解除されつつある今の私なら響いてくるから、読んで書きたくなってきた。それだけのこと。

毒親育ちの私には理解不能な所もあったけれど、3回読むと感想が書けるほどになりました。

[jin-iconbox06]読む度に味があるということね[/jin-iconbox06]

勝手な解釈ですが、「人とは不満はあっても、そのままの自分でいることが楽で安心できるもの」と思っています。
 

突破するには大きな勇気がいるもので、行動は二の次になる。でも、何も考えずに行動を起こすのは無謀なことです。

私のような毒親育ちには理解できないけど解毒されつつある今なら、少しは分かる。 このアドラー心理学「嫌われる勇気」という本は、私に一筋の光を与えてくれました。

親から嫌われていた

こんなことを親から言われたことありますか?

「あんたは橋の下で拾った。占いで見てもらったら並びが悪いと言われたから、一度は捨てたんだ」

「あんたを段ボールに押し込んで仕事場に連れて行った。泣きもせず大人しかったから助かったけどね」

「泣きもしなかったが笑いもしない。何を考えているのか分からない」

「不気味な奴だ」

2人の親から、そんな事を言われ続けました。

それに昔のことなんて聞かれても答えようはないでしょう。実際どうやって過ごしていたのか私にも分からないので。

ただ、言えるのは目標なんてなかった。

生きる術、考える術も知らずで、覚えているのは引っ越して大きな小学校に行って、死にたくなったから海に飛び込んだ。

それが、一番古い記憶。

とにかく、幼少期のことは思い出がまったくない。親が愚痴り、それが自分の過去なんだと洗脳されていた。

ただ、今なら言える。

子どもは、親の奴隷ではない!

だけどアルバムを見せられて、こう言われていた。

「ほら、これがお前だ」

そう言われ写真を見ても何も感じることはない。面白くない表情をした女の子が1人、写っている。

人間の悩みのもとは対人関係

「生きている価値はない」

この言葉を、自分の思考を持ち始めた小学校高学年から親元を離れるまでの18年間、ずっと思ってきた。

「嫌われる勇気」という本によると、それは自分を過小評価しているから出てくる言葉だと書かれてあります。

だけど、私が思考を持ち始めたのは、死んでも良いと思い実行に移した小学校高学年の頃からだった。

毒親の洗脳は解かれず、幾重もの毒で塗りつぶされてきた人間に自力で考える力なんて出てこないもの。

ましてや自分を評価だなんて出来るわけがない!

それが、中学高校ともなると他人と比較され「どうしてできないの」と罵られることになった。

「あの子は親と仲が良くて頭も良いのに。どうしてあんたはそれができないの? バカか」

あなたなら、こう言われるとどう思いますか?

私は、こう返しました。

「頑張りようが足りなかったからです」

「なら、もっと頑張りなさい!」

「どうすれば頑張れるのか分かるまで考えろ! で、分かったら報告しろ」

そう言って押し入れに押し込まれた。

いつもこうだ。無い頭で何をどう考えれば良いのかさえも分からなかった。

アドバイスをしてくれることや、一緒に考えようと寄り添ってくれることは一度もなかった。この2人に対し私は冷めていた。

だから、いつも優等生の言葉を探していた。

この本では行動に関して目標を持とうと書かれているが、私には理解が出来ない部分がある。 それが人生のタスクである、愛のタスクです。

人生のタスクとはなに?

3つのタスクがあります。

【人生のタスクとは】

仕事のタスク どんな仕事でも1人では完結できない

交友のタスク 親友はいなくても、友人さえいればいい

愛のタスク 恋愛関係と親子関係

①と②は別に良い。

だけど、③に関しては声を大にして言いたい。

「逃げてはならない。それに、一番いけないのはこのままの状態で立ち止まらないことである」と書かれているが、私は違う。

逃げて良いんだよ!

たしかに、このままの状態で立ち止まってはいけない。

だけどね、逃げても良いんだよ。

あなたは、どう思いますか?

「嫌われる勇気」を読んでの感想

他人は、しょせん他人。

この本を読んで思ったことは、5大欲求という言葉が浮かんできました。

そう、マズローの5大欲求のことです。

生理的欲求  生きていくための基本的な欲求

安全欲求  最低限な暮らしを確保したいという欲求

社会的欲求  仲間が欲しくなるという欲求

尊厳欲求  他者から認められたいという欲求

自己実現欲求  自分の活動に目を向けやってみたいという欲求 

この言葉が浮かんできた背景には、下記の文章があったからです。

「課題の分離」

難しい言葉でしるされていますが、これは誰がやるべきことなのかを把握しようということです。

例を出しますね。

子どもの勉強に親が「勉強しなさい」、「ここはこうやって…」などと命じるのは、子どもが自分でやるタスクであって、親が干渉すべきものではない。

勉強したり、その方法を編み出すのは子ども自身であり、親は口出さないのが賢明です。

でも口を出さざるを得ない場合がありますよね。

そんな時は、こう言えば良いのです。

「勉強して落ち込むのはあんただからね。お母ちゃんは知りません」

その言葉に即答で「いいよ」と返ってきますが、それで良いのです。

私は、親とはカウンセラーであり、子どもという相談者にアドバイスをする役目だと思っています。

だから、相談を持ちかけられた時にアドバイスをするのが、お互いを良好な関係に築きあげれるものなのです。 

私の経験からして、子どもは独立した個人であり、親の思い通りになるものではない。どんなに良い進学先や就職先、結婚相手がいても、子どもは親の言いなりになる者ではない。

親が決めた進学先や就職先、結婚相手と結婚しても、その子は一生、親に頭が上がらないでしょう。そう思われませんか? それを一言で言うと、こう言います。

[jin-iconbox06]マザコンの出来上がりだね(笑)[/jin-iconbox06]

そして、親だけでなく、誰からも嫌われたくない。

そう思うことは普通だと思います。 だけど、それは顔色を窺い、自分を取り巻く全ての人にいい顔をするのと同意語なんですね。

それは八方美人になれということに繫がるのです。

だけど疲れるんですよね。だから、嫌われる勇気を持ちましょう。

嫌われる勇気とは?

この言葉「嫌われる勇気」とは他人のタスクです。

あなたが他者をどう見るかではなく、自分が他者からどう見られているのか? それは全く知らなくても良いこと。だけど気になりますよね。

特に職場では色々な人がいます。 私が働いていた職場では女性が多く、ある女性は私を嫌っていました。

彼女の言い分はこれでした。

波長が全く合わない!  話しも噛み合わない!  私に媚びることをしないので一緒に仕事していても楽しくない! 

まさに気持ちの良いほど、ハッキリと上司に答えていました。

この媚びるとか、他人を持ち上げるとかの部分は、私にとって大の苦手なことなのです。媚びたり他人を持ち上げることが出来れば、毒親に怒られ包丁で切りつけられることもなかったでしょう。

褒めるより勇気を付けるのは自信に繫がる!

たしかに、褒めるよりも、勇気です!

「褒めて育てよ」 そういう言葉は親のエゴを満たすことになると書かれており、自閉症の息子がいる私は、頭が混乱したのです。

勇気を付けさせる事が大事。

その気にさせることには、褒めることではないと言うことです。

「よく出来たね。偉いね」

「やってくれて、ありがとう」

天気が悪く洗濯物を子どもが部屋の中に入れてくれた。

それを見て、あなたなら何て言いますか?

私は「入れてくれてありがとう」と言っています。その時に見せる「うん」という声と表情。あれは見逃せないですよ!

たしかに、勇気を付けさせる事は褒めることではありません。

その行動を取ってくれてありがとうと、素直に言葉にする事なんだなと思います。

[jin-iconbox06] 褒められると嬉しいが、「ありがとう」と言われると心の中で(ヤッタぜ!)とガッツポーズしている自分がいるな [/jin-iconbox06]

今を生きよう |まとめ

3つの言葉があります。

[box03 title=””]

自己受容 できない自分を受け入れて前に進んでいく。変えられるものについては変えていく「勇気」を持つ。

他者信頼  相手を信じ、仲間だと思う気持ち。

他者貢献  自分の存在や行動が共同体にとって有益だと思えた時にだけ、自らの価値を実感できる。 

[/box03]

この3つをかち合わせた言葉を私なりにまとめると、以下のようになります。

「Twitterで、誰かの役に立つかもと思えたことをツイートする」

そして、私の「年齢に関係なく人は変われる」という思いは間違ってないと再確認できました。

誰かに嫌われるのは当たり前。 自分は自由に生きたい。 そう思った今が出発地点だ。

だから、自分の心を押し殺すな!

そう思えた1冊でした。

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